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最近の物忘れの酷さを考えると、絶対いつかはやるんじゃないかと思ってたんですがね… ついにやっちゃった…orz
持ってる本買ってしまったぁぁぁぁ! (しかも三分の一ぐらい読み進むまで全く気付きもしなかった罠…)
一度処分した本を買いなおしたって言うんだったら納得いくけど、持ってる本はなぁ…うぅぅぅ…
いや…ね?うっすら持ってるような気はしてたんですよ、うん。 だって霊験お初の短編が載ってるなら私が買ってない筈ないんじゃないかな…って。(なら何故その時本棚確認しなかった!?)
どっちにしろピンポイントでところどころ憶えてるぐらいだったので、普通に楽しんで読めたから良しとしよう。
(今回の本の値段は授業料ってことだ… まあ大した損失じゃなくてよかったこと)
今回の教訓 : 私の脳が小説の内容覚えていられるのは8年以内…(短っ!)
このことがきっかけで、今日(もう昨日か)慌てて文庫の棚のチェック致しましたとさ。
『かまいたち』 宮部みゆき
表題作を含む四編の中短編からなる宮部さんの初期作品(?)集です。
(後ろ二編の『迷い鳩』と『騒ぐ刀』がお初の出てくる作品です)
元々お初シリーズは大好きだったし、今読んで好きなキャラクターは表題作の『かまいたち』の人たちですが、私の印象に強く残っていたのはどうやら『師走の客』の狐につままれたような話と『騒ぐ刀』の坂内の小太郎の正体だったようです。
(多分、『師走の客』を読まなければこの本を以前読んでいたことに気付かなかったかもしれない…orz)
特に一人のキャラクターをメインに据えた連作短編ではありませんが、そんなことなど気にならないほどそれぞれの短いお話の中にも魅力的な人々が描き出されていてとても楽しく読めます。
総てに共通して言えるのは”勧善懲悪”が徹底していて、それがいかにも時代劇風で安心できるともいえるかも。
今回は己の記憶力の乏しさもあって★★★★☆で。(作品関係ないやんっ!)