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日頃から素敵な文章を書かれるその方がお薦めというならそうそうハズレることもあるまいよ…と思って仕事の合間をぬって読み始めたんですが…失敗しました…orz
コレ、人前で読む本じゃないですよ?
(だってついうるっときて声が裏返っちゃうんだも…)
本屋に勤めてるからっていちいち自分の売り場の本を買って勉強する…って訳にもいかないので、仕事中のヒマな時間に売り場の本をバラバラっとめくって大まかな内容を把握するのも仕事のうち…(うん、多分仕事なんじゃないかな? し、仕事だもん!)なのですが、流石に絵本やら語学書はそれでもいいがたとえ児童書とはいえ小説はそうはいかんのですよ…あぁっ!こんな時程速読やっておけばよかったと思う今日この頃…orz
(でもそしたら読書の楽しみが半減するって言ってたのどこの誰だっけ?)
『妖怪アパートの幽雅な日常 ①』 香月日輪
両親を交通事故で亡くした主人公の稲葉夕士が高校進学するところから物語が始まります。
ひょんなことから通称『妖怪アパート』こと寿荘の住人になった夕士が、そこに住む人や妖怪、幽霊たちとのふれあいを通して成長してゆく物語です。
幽霊や妖怪が出る…というと、なにか子供向けの突飛なストーリーを想像しがちですが、内容自体はいたって普通の青春モノといってもいいかと。
夕士が見て感じることは読んでいる人の共感をよぶ『ごく当たり前でまっとうな』ことですが、普通のことが普通でなくなってしまった今の時代だからこそその『ごく当たり前』なことが読んでいてじんと胸に染みわたります。
このシリーズが発刊されている講談社の「YA! ENTERTAINMENT」は『ヤングアダルトのための…』と銘打っているシリーズですが、実際には小学校高学年以上を対象にしているもののように感じました。(売っている立場の意見ですが)
このお話もそういう意味では中学生前後の方にも読んで欲しい内容ですし、大人が読んでも充分に楽しめるものであると思います。
ただ難を言えば、大きくてページ数もそこそこあってお値段も結構なものですが1~2時間で読了出来てしまうのがちと残念…かな?(苦笑)
感覚的には活字のコミックスを読んでるような感じです。
それだけに次巻が待ち遠しくて仕方ないのがキビしいっ!一年に一冊ぐらいのペースだとジリジリしちゃいますよー!!
そうそう、この本真夜中に読むのはオススメできませんっ!
何故なら怖いから …ではなくって、
お腹が空くから!
このシリーズ、とにかく食事するシーンが多いんですが、単に多いだけでなくとっても美味しそうなんです。
この本を読み出してから、ずぼら主婦の私が”自分のための食事”を真面目に作ることをちゃんと考えだしたぐらいに影響されました!(笑)
そんな訳ですからダイエッターの方にもオススメしないなぁ。w
そんな一巻目は笑って泣けてお腹が空いちゃう★★★★★で!
いやもぅホントにお腹がなりますから!えぇ、ギュンギュンと!!
知人がサイトで『この本読むとお腹が空く』って書いてて「何言ってんだ、この人…?」と思ったものですが、今は疑ってスイマセンでしたっ!と土下座したい勢いです。(大げさな)
とりあえず騙されたと思って50ページほどチラ読みしてみるといいと思いますv
仕事あがり直後に読むとソッコーで家帰ってご飯食べたくなることうけあいですよ!(笑)