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平日の仕事休みの日っつーのは、何故こうもだらだら過ごしてしまうのか!?
多分、それは普通であれば自分も『働いていなければならない』ような強迫観念が働いて何となく後ろめたく、ついつい外にも出ず人にも会わずの引篭もり状態になってしまうのではないか… とそんな言い訳。(苦笑)
結局のところ今日も1日うちにいてたっぷり惰眠を貪った後、家事をちょっとして本を読んで過ごしてしまいました。
腰を痛めてからと言うもの、どうも腰に負担がかかる姿勢にならなければならないパソコンの前(私のパソコンは座卓の上にあるので)に座る時間が短くなって…。 まぁそれはそれで悪いことじゃないのですが、このブログ以外に持っているサイトの更新にかける時間が日々短くなっているのは如何なものかと。
いっそ、サイト自体を閉じてブログオンリーにした方がいいのかしらん?
そんなこんなで『泉平』の稲荷寿司が食べられるのは明日以降になってしまいました…orz
(そんなこと言ってるとそのうち忘れてしまいそうだよ)
『ゆめつげ』 畠中恵
『しゃばけ』シリーズで有名な畠中恵さんのご本です。
「しゃばけシリーズは絶対に文庫になるまで読まない!」と心に誓っているワタクシですが、こっちは何故かハードカバーなのについ買ってしまった…orz
ジャケ買いとかヤケ買いとか理由は色々思いつくんですが、決定打は多分主人公の名前かと。 私はどうやら最近、『弓』とか『月』とかつく名前に大層弱いみたいです。 ついでに言えば、のほほんとしたタイプとしっかり者の組み合わせにも断然弱い…。 何だかなぁ。
(うっすら察した友人知人の方々はココを見ても「またか…」ぐらいで流しておいてください)
ハードカバーということもあって持ち歩けない分、冒頭2、30ページ読んで暫く放置しておいたのをそのまま読み出したので、途中までこれが幕末が舞台の話だということに全くもって気付きませんでした。(苦笑)
まぁそれぐらいちょっと閉塞した舞台で話が進む…というか、途中までは話のメインが別の部分にあるので…ね。
あらすじとしては、安政の大地震の際に迷子になった子供を捜す夫婦に子供探しを依頼された、夢に入って過去や未来を見る「夢告」が得意な神官、弓月のお話。
ここから人の思惑やらが絡んで、弓月は弟・信行と共に事件に巻き込まれて行く訳ですが… 読み始めると(最近頭が活字モードになっているせいか)あっという間に世界観に入り込めて読みきってしまいました。
登場人物のキャラクターと世界観のせいなのか、それとも畠中さんの独自の手腕なのか…多分どっちもだと思いますが、凄惨な事件があるにも関わらず相変わらず読後感はあたたかい気持ちになれるものでした。
(もしかしたら時代の違いが私の感覚を麻痺させているんだろうか?)
主人公の弓月も弟の信行も大好きなんですが、続きが読みたいか…というと実はそれほどでもなかったり。
何故なら何となく弓月が心配(読んでいただければその理由はお分かりになるかと)なのと、舞台設定が幕末だから。
個人的には『幕末』モノは大好きで小説やら資料やら色々読んではいるのですが、この作品の雰囲気をこのまま持続させていくにはあまりに時代が激動過ぎて、次巻以降は全く別モノのようになってしまうのではないか?という心配もあるからです。(それはそれで面白いのかもしれませんが)
今回は次巻を期待したいようなそうでもないようなジレンマと共にレビューは★★★★☆で。